折口院長のコラム

今回はスタッフやすでに独立した仲間向けの治療事故防止の施術法ですが、他方からの要望が多くあり掲載することにしました。

事故が起こる多くの原因は強めの治療をしていて亀裂骨折(ひび)、骨折、筋断裂、靭帯損傷、血管損傷、関節破損などです。

これらを未然に防止する為の各部位の施術法です。

強め希望の患者様でも80%の力加減でやって下さい。コツを習得すれば充分にこたえてより安全な方法となり施術者の体力の消耗もなくなります。

*過去に実際に起こった治療事故を基にして記述したものです。

 

1 頚部操作

(一)両拇指で下頚部を指圧しないこと

(二)両手で胸鎖突筋をつかまないこと

(三)両手掌で下頚部を抑制の矯正をしないこと

これらは全て頚動脈をふさぎ窒息ます。片手でやって下さい。

(四)伏臥や横臥で上から体重をかけたり強く押すと頚椎の損傷を招く恐れがあります。

(五)頚部矯正は上頚部(C2)を主にやって下さい。他部位は関節を痛める可能性があるので慎重に一椎の矯正を心掛けて下さい。(C3~5は基本的に行いません。)

(六)脊椎の矯正で痛みを強く感じる場合は中止します。

 

2 肩関節の操作とストレッチ

(一)上肢を引き上げた折肩関節を痛める又は筋肉、靭帯、腱を痛める。

ゆっくりその人の可動域内で行って下さい。

 

3 胸部、背部の操作

(一)伏臥で胸部にすき間があれば上から押さえるとゆるめても指圧でも肋骨にヒビが入るまた肋関節に捻挫を起こす場合があります。

(ニ)伏臥で拇指または拳骨で肩側から押すと同じように肋骨を痛めます。

(三)患者様が座位でその肩部僧帽筋を肘で強く押さえ込むと腰椎を骨折したケースもあります。

(四)伏臥で背部を肘で押すとわずかな力でも肋骨にヒビが入ることがあります。関節や筋肉の損傷はよく起こります。

 

4 腰部の操作

(一)伏臥の患者様をまたがり力任せに押さないこと

浮肋骨(Th11~12)の骨折、肋関節に捻挫を起こす場合があります。

腰椎(L3)が前に少し動く事があります。

(二)横臥では更に危険な要素が増えます。

浮肋骨の先端にあたりやすく脱臼、骨折を起こしやすい。

横突起を骨折しやすいし横部は柔らかい靭帯、筋肉なので損傷しやすい。

 

5 下肢の操作とストレッチ

(一)仰臥(仰向け)で下肢を伸展すると限界をこえて血管を破損する場合があります。

股関節も損傷が考えられます。

(二)横臥になると柔らかい組織を余り強く押すと血管、筋肉を損傷しやすい。

(三)伏臥で下肢を持ち上げ骨盤矯正をしようとする時、腰椎の脱臼が起こることが

あります。

 

6 膝の操作とストレッチ

(一)仰臥で膝を曲げて前大腿筋を伸ばすストレッチで膝関節を損傷、炎症を起こす場合があります。

大勢の患者様を救うためには多少の犠牲はやむおえないという考えはあってはならないことです。

そのためにも慎重に常に勉強を怠りない謙虚さと努力が私たちには必要です。

このページでは、当院のコラムを掲載していきます。

不定期ではありますが更新していきたいと思ってます。宜しくお願いします。

 

 

 

大阪分院バーテブラ整骨院の閉院

平成27年7月26日をもって大阪市上新庄のバーテブラ整骨院を閉院する事になりました。
皆様にはご迷惑やご心配をお掛けし大変申し訳御座いません。 これまでご信頼とご愛顧を頂き誠に有難うございました。
この事で一番迷惑を掛けてしまったのは言うまでもなく患者さんです。 勿論スタッフの人達にも同様ですが、彼らはむしろチャンスが 回ってきたとも言えます。
自分自身の悔しさ、寂しさ、不甲斐なさといろいろ有りますがやはり時代の流れと自分の能力のなさといえます。
その事は自分の今の年齢からいうとむしろ自然かもしれませんが、患者さんにはとって辛く 悲しいもので頼りにしていたのが無くなる不安さです。 私にとって単なる患者さんというより信者さんであり、家族でもあり、恋人のようでもあり、親友であったりしました。
出会いがあれば必ず別れがやってくるこの悲しさは本当に辛いものです。

大阪に開院して40年近くなりますがそれまでずっと頼りにしていただき来院して頂けたことに喜びと感謝の一言につきます。
何人もの素晴らしいスタッフにも恵まれてここまでやって来れたものと感謝です。 お弟子さんからスタッフとなり徒弟制度が消えて行った、ひと時代でもありました。

これまで5店舗あったものが今では福山に1店舗になってしまったけど、拡張していく時のエネルギー より私にとっては縮小して行く辛さと寂しさに人生を感じ自分の生き方を問われる大切な 一ページと思います。
これからも治療に精進しながらも少し立ち止りゆっくりと、忍びて終わり悔いなしといきたものです。

患者様にはお詫びと感謝にたえません。本当に有難うございました。

整体(脊椎矯正、整骨)と宗教

病気とは病いと気もちが一緒になってしまったものとよくいいます。 それだけに気持ちの持ち方で症状がいちじるしく変化します。 昔からイエスキリストやお釈迦様がまたどこどこの宗教に入信したら不治の病が治ったとも云われています。
病気になったり死が近くと自分の意思力で乗り切ったり覚悟をすることは大変勇気のいる事で難しいものです。しかしなにかに頼ることで少し気が楽になるものです。それが神とか仏であり宗教心を持つ事にも繋がっていきます。
患者様がそれぞれに頼る宗教で苦しみが少しでも和らぐのであれば切り離すこと出来ない大切なものと思います。それだけ我々の責任も問われるのですが、その不安と苦しみをいかにくみ取れるか?また取り除けるか?大変難しい問題です。
我々が特定の宗教を持ってそれを押しつけることや患者様に接することがはたして必要なのか?

私の場合はできるだけその人に寄り添い話を聞かしてもらい、いま自分に求められているものを一生懸命に探し安心して、少しでも満足して頂けるよう心掛けます。私たちの施術で補えるものなのか、他の病院にお願いしなければいけないのか慎重な判断をしていきます。
私たちが生きていくために宗教心は絶対必要不可欠なものとは言い切れませんが、宗教心を持つことで信じて頼り、安心して生きていけるのだと思われます。
私自身は先祖代々引き継がれたものに乗っかる感じで、何かを信じて生きるというより今を悔いなく生きようと思い、死は覚悟してしっかり受け止めようと思っています。

バーテブラ長生館整骨院の由来

まず最初にバーテブラとは英語でvertebra(ヴァテヴォラ)となりますが言いやすくするため バーテブラにしました。その意味は医学用語で脊椎(背骨)です。
長生館は私が始めて治療を受け、学んだ師の治療院が長生館だったこともあり長生学園を 卒業し迷うことなく開業当時はただ長生館としました。
何年かやっていると周りに長生館が増えたこともあり違いを持たせたくて、いろいろネーミングを 考えていました。 その頃は脊椎矯正を主に施術していたので三共プリント社長からvertebraにしたらどうかという 提案をいただきヴァーテブラ長生館としました。しばらくするとこれは言い辛いと患者様から指摘を 受けバーテブラ長生館にしました。
しかし治療費が3,000~5,000円と高く、多くの急性疾患の患者様に受けて頂くには難しく保険導入を考えていました。そこに当院のスタッフで柔道整復師の免許習得した者が共感してくれバーテブラ長生館整骨院が誕生しました。
大阪分院では患者様から長すぎるとのクレームがありバーテブラ整骨院にしました。
これからもご意見を聞かせて頂き、柔軟に対応できるよう、昔の栄光にしがみ付かないよう、謙虚に技術力、対応力、人間性の向上に努める所存です。宜しくお願い致します。

整体院(脊椎矯正療法)と整骨、接骨院の違いについて

数年前から大阪と広島(福山)のバーテブラ長生館に接骨、整骨の分野を取り入れてバーテブラ整骨院となりました。

新たな発見や整体(脊椎矯正)とのの違いが観えてきたので皆様にお伝えしたいと思います。

まずは手技の時間が全然違ってきます。

整骨のほうでは15分~20分と短くそれに加えて、何種類かの電気治療器を使用し50分~60分程度おこないます。

料金は整体の1/10と格安です。

施術内容は私達が今までやっていた部分治療の感じで余り違いはありません。

ただ手技の時間が短いだけに新しい電気治療器を導入して、患者さんの治療効果を上げると同時に満足感も高めなければいけません。

現在多くの接骨、整骨院では骨折や脱臼の治療は少なく、我々脊椎矯正の分野に入り込んでいます。

また何人もの柔道整復師、針灸、按摩、マッサージ、指圧師の人達は整形外科の病院や医院に勤めたりして医師の指導のもとでどんどん統合されています。

西洋医学とか東洋医学などと区分けする時代では無くなってきており、その点でも脊椎矯正法が接骨、整骨院で取り入れられていることは大変喜ばしいことです。

お互い切磋琢磨してより素晴しい技術にしていけばいいと思います。

電気治療器も進歩の度合いは目を見張るものがあり、これもまた大変期待が持てます。

これからは数えきれないほどの針灸整骨院や整体、脊椎矯正院が開設され更に競争しあってより高度なものが生き残ることと思います。

これからも少しでも皆様のご要望に応えられるよう当院は改革して行くつもりです。宜しく願いします。

脊椎矯正療法とカイロプラクティックの違いについて

私たちの脊椎矯正療法は骨格の矯正の時、手とひざを使って背骨を動かし、機械や道具を使うことはありません。

脊椎矯正という骨を調整する方法は痛くなく、より安全におこなっています。

お年寄りに多い骨粗しょう症のような骨がもろく骨折しやすい人、寝違いやギックリ腰のように、少し動かしても痛みがある場合は、無理に脊椎矯正するようなことはしません。(カイロプラクティックが痛いということではありません。)

背骨や関節はその周囲を筋肉や人体、腱などで支え被われているので筋肉などのバランスが狂うと背骨や関節にずれが起こりその周囲の神経などを圧迫あるいは刺激して痛みやコリを出してくるので、筋肉や靭帯、腱などの緊張(いわゆるこり)をほぐす必要があります。

それが一見もむようであったり指圧であったり、マッサージのようにも見られます。ストレッチ法も組み入れたりするので整体とも言われたりします。施術時間も50分ですが脊椎矯正にとってもっとも重要な矯正操作は5分足らずです。

この点がカイロプラクティックと大きく違うところです。

しかし脊柱を正常に保つにはこの「ゆるめ」が大切です。少し東洋医学的な考えもあると言えます。

一方でカイロプラクティックは矯正台と言われるベッドを使って背骨を動かし、あまり筋肉や筋(すじ)をもみほぐすことはしないと言われています。

またその日のうちに痛みや凝りなどの苦痛をできるだけ取り除き満足していただけるよう症状を追っていきます。

背骨を矯正だけしてすぐ終わることはしません。

まとめると、主な違いは3つ
・ 脊椎の矯正や他の関節の整骨のやり方の違い
・ 施術時間の違い
・ 症状を追う, 追わないことの違い
と考えています。

■治療時間を3種類に分けた事について

現在当院では20分、30分、50分と整体、整骨(脊椎矯正)の時間が分かれています。どの時間でも治すことには変わりはないのですが、一番神経を使うのは20分での 整体です。

満足して頂くために、しっかりした技術力と対応力が求められるからです。 少しくらい時間オーバーすることは、丁寧に整体をしてもらったと患者様には喜んでもらえるように思うのですが、実は違いました。

オン・タイムで症状を改善させたり、満足してもらうにはいま以上の高度な技術が必要で我々としては、プロとしての技を磨くためにスタッフ全員で取り組んでいます。

不思議なことに技術力の高い人は20分ぴったりで終われ患者様からの評価もよく、、反対に時間オーバーする人は以外にも評価は良くありませんでした。 ということは時間の配分と集中する箇所それと力加減を上手に使い分けて整体をしているのです。

今まで、治れば時間は関係ない。とかたくさんの症状があるので時間が掛かるのは仕方がない。よく来て頂いているから。口うるさい人だから。反対に感じのいい人だから ついつい長くなってしまいます。

自分自身スタッフの一員として現場で働いていて、この気持ちはすごく理解できます。 だれも患者様にはよく思われたいし、スタッフからも尊敬されたい。

仲間より長く整体することでまず患者様に喜んで頂けるのではないか? 患者様に満足して頂ければスタッフにも一目おいてもらえるのでは?

時間を考えずにじっくり整体をしたい。
症状をしっかり追ってみたい。

私達はこのような気持ちのなかで、余り時間にとらわれずにやってきました。
これも正論であると思います。
しかし現実は大きく違いました。

時間が設定されると集中力がすごく高まるし、技術力、対応力が向上していくのです。

無駄がなくなり、だらだらした行動が消え、より多くの患者様を整体出来ます。 それに我々の人間性が積極的になり豊になって活気が出てきました。

今のところいい事だらけですか、今後どのように変化していくか、見守っていかなくてはいけません。

自己満足に終わらないよう、気を引き締めて頑張りますのでスタッフともども宜しくお願い致します。

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